マーケティング

旅行サイトのSEO対策の考え方・具体的施策・最新事例を徹底解説!

こんにちは。アフロです。

今日は旅行領域のSEOとその最新事例について解説します。

旅行領域には、

  • ホテル旅館
  • 航空券
  • 観光情報
  • 旅行ツアー
  • 現地でのアクティビティ・ツアー

など様々な情報の需要が存在しています。

「楽天トラベル」や「Expedia」のような総合ポータルサイトもあれば、航空券予約サイトの「エアトリ」のように特定領域に特化したサイトもあります。

また、「H.I.S」や「JTB」のような旧来の旅行代理店のサイトもあれば、様々な国や地域の観光情報を記事形式で紹介している「RETRIP」のようなサイトもあります。

旅行領域のWEBメディアは非常に強力なプレーヤーが多く、SEO施策も難易度の高いジャンルと言えます。

しかし、ユーザーの検索ニーズをしっかり読み取り、狙ったターゲットに対して充実した情報を提供できれば、結果は出るはずです。

ということで今回は、「旅行サイト」特有のSEO対策とその最新事例を徹底解説します。

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マーケティング領域のインフルエンサー / フォロワー数6300人 / 起業&事業売却 / WEBコンサルティング会社、介護会社、オンラインサロンを運営 / 3児の父

旅行サイトの検索キーワード

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まず、旅行で想定される検索キーワードは

  • 「地名」
  • 「航空券」or「宿」
  • 「各種条件(安い)(早い)(綺麗)」

など、2語〜3語の掛け合わせワードが多いです。

例えば、「北海道 ホテル 料理」「ニューヨーク 航空券 安い」などがあります。。

「航空券」などの交通手段を知りたい(買いたい)人と、「宿・ホテル」などの宿泊施設を知りたい(買いたい)人とでは、当然ですが全く前提も商材も違います。

またそれに紐づく「詳細情報」も大きく変わります。

先ほどの例をもとに説明すると、

航空券の場合は、その後ろに続くワードは、「エリア名」や「航空会社」や「値段」などが挙げられます。

一方で宿の場合は「評判」「料理」「お風呂」などが挙げられます。

このように旅行に関するワードでも、検索の意図が大きく分岐する場合が多いので、明確なニーズの棲み分けが必要です。

また、不動産業界や人材業界と同様に、旅行業界も航空券や宿の他にも「観光」や「グルメ」など、旅に関する検索ワードは無数に存在します。

テールワードをいかに想定しながら網羅できるか、という観点も重要になってきます。

それでは、上記の特徴を踏まえた上で、どのようなサイト設計にするとSEOのユーザー体験が向上し、Googleからの評価が高くなるかを具体的に解説します。

どの種類の検索キーワードを狙うかを決める

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検索クエリを考える際に、前提として知っておきたい3分類があります。

Google社で検索事業の最高責任者だったMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、検索クエリには大きく分けて3つの種類があると説明しています。

①ナビゲーショナルクエリ(案内型)

検索する人が具体的なサイト名やブランドワードを指して検索する検索クエリのことです。

例)「Expedia」「ZOZOTOWN」「YouTube」など

こちらは、サービスの認知度や想起率の話になってくるので、SEOとは少し次元の違う話になります。

②インフォメーショナルクエリ(情報型)

検索する人が「情報の集めること」を目的として検索する検索クエリのことです。

例)「北海道 観光」「台湾 天気」「ニューヨーク 治安」など

観光地に関する情報や、現地の天気や気温に関する情報など、知りたい情報を入手するための検索クエリのことを指します。

③トランザクショナルクエリ(取引型)

検索する人が「何かしらの物・サービスの購買」を目的として検索する検索クエリのことです。

例)「北海道 ツアー」「台湾 航空券」「ニューヨーク ホテル」など

ツアーや航空券、ホテルを購入したい、取引したいというニーズを持った検索クエリを指します。

狙うキーワードを整理する

旅行領域のSEO施策を考える上で、狙う検索キーワードが上記の分類のうち、

『インフォメーショナルクエリ(情報型)』

『トランザクショナルクエリ(取引型)』

のどちらのクエリであるか、を見極めることが非常に重要です。

なぜならば、両方がごちゃ混ぜになったコンテンツやサイトは、その両方のニーズを満たせなくなってしまい、結果的にGoogleの検索順位が上がらない傾向があるからです。

例えば、インフォメーショナルクエリ(情報型)の「北海道 観光スポット」を検索ワードとして狙ったコンテンツにおいて、観光スポットとツアーの情報などが混在して紹介されていると、

ただ観光スポットを調べたかった人にとっては、見づらい情報になってしまいます。

逆もしかりで、トランザクショナルクエリ(取引型)の「航空券」を目当てで来たユーザーに、現地の観光スポットの情報を大々的に押し出してしまうと、離脱されます。

「ユーザーの検索ニーズに沿うコンテンツである」ということがSEO施策の大前提です。

上記でご紹介したカテゴリーに分類をもとに、サイトの構造やコンテンツを作っていきましょう。

ニーズごとにカテゴリを整理する

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まず「旅行へ行こう!」となった時は、

  • 自分で行き先を決めて自分で行動する
  • ツアーなどに申し込む

の大きく分けて2種類のパターンに分かれるかと思います。

では、積極的に「旅行」関連の検索ワードで自ら調べようとする場合は、上記のどちらのパターンと考えられるでしょうか。

おそらく「自分で行き先を決めて自分で行動する」場合の方が、様々なキーワードで検索されるはずです。

そのため、「旅行先(地名・国名)」に掛け合わせる検索キーワードは、旅行の行き先や行動に関わるものが多くなります。

例えば「観光スポット」「名店」「絶景」「温泉」「お土産」などです。

旅行における個別のニーズを整理し、そのニーズごとにコンテンツを作りましょう。

オウンドメディアでテールワードを狙う!

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また前述の通り、旅行業界は検索キーワードの掛け合わせが無限にある業界なので、検索ボリュームが比較的少ない「テールワード」を狙うのも1つの戦略です。

その際に、ポータルサイトや旅行代理店サイトは、本サイトでテールワードを拾いに行くのではなく、

旅行者に向けた専用の「オウンドメディア」を立ち上げ、様々なテールワードのニーズをとりにいくコンテンツを作るのがオススメです。

旅行サイトがオウンドメディアを作るべき理由

ホテルやツアーの情報を紹介する従来の旅行サイトと、細かい旅行に関する情報を紹介するサイトでは、適切な構造やデザインが異なります。

特に旅行ポータルサイトは、ビッグワードの競争率が激しいので、この「オウンドメディア」でテールワードの検索上位をとり、

そのメディアから旅行ポータルサイトに誘導して集客することが重要です。

例えば「浅草 ゲストハウス 安い」などのテールワードで検索にヒットするのは、旅行ポータルサイトのゲストハウス一覧ではありません。

浅草にあるゲストハウスの値段を比較したまとめ記事が上位にきています。

このようなテールワードのニーズを幅広く拾えるのが、オウンドメディアのメリットです。

旅行系サイトがオウンドメディアを作る事例

好事例として、旅行者のガイドや通訳、旅行相談をサービスとして提供するサイト「Traveloco(トラベロコ)」では、「Traveloco.blog(トラベロコブログ)」というオウンドメディアを運営しています。

その中で例えば、「安く泊まって長く滞在したい派のために。NYゲストハウス泊案内」という記事を公開し、「ニューヨーク ゲストハウス 安い」という検索キーワードから流入を得ています。

そして本記事の最後に「Traveloco(トラベロコ)」への無料会員登録ボタンを設置し、誘導しています。

このようにさまざまな切り口で記事を書けるメディアを展開し、テールワードの検索ニーズも細かく網羅的に拾っていくことで、サービスサイトへの集客拡大につなげることが可能になります。

周辺情報や口コミで情報の厚みを増やす!

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旅行業界のSEO施策を考える上で、各ページの情報の多角化・情報量の担保をすることも重要です。

例えば、各ホテルのページでは、ホテル名、値段、写真や立地といった基本情報のほかに、以下の情報を盛り込むことができます。

  • ホテル周辺の観光地、またはその観光地までの距離
  • ホテル内の施設情報(レストラン・売店・温泉など)
  • 該当ホテルに関する「よくある質問」「Q&A」
  • 写真に対するキャプション

また、「情報のオリジナリティ」も重要な要素です。

でもどのような情報がオリジナルなコンテンツとなるのか。例えば以下のようなものです。

  • 各評価項目ごとの星マーク(評価数値)
  • おすすめポイント
  • ユーザーの口コミ情報

おすすめポイントは、運営側の独自の視点で簡潔にわかりやすく紹介することがコツです。

そうすると、ユーザーにもよく読まれ、結果としてSEOの効果も期待できます。

また、継続的にオリジナリティを生み出せるのは、ユーザーからの口コミです。

口コミを多数集めて、そのサイトにしかない口コミ情報を集積していくと、継続的なオリジナル情報の獲得ができSEOにも効果的です。

口コミの入力を促すメールを送ったり、口コミを投稿することに対してインセンティブをつけましょう。

横軸・縦軸へコンテンツ間の移動リンクを設置!

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情報の多角化・多量化と同様に重要なのが、関連ページへのリンクです。

これは不動産業界のSEOでもご説明したトピックですが、そのページと横列の関係にあるページや、縦列の関係にあるページへのリンクを設置し、相互に移動しやすくすることで、どちらのページも評価が高まります。

例えば、エリアページの場合は隣のエリアページへのリンクを貼ったり、ホテルページは隣接するホテルのページへのリンクを貼ると、ユーザーが比較検討しやすくなります。

これは横軸の話でしたが、縦軸も同様です。

「札幌」の情報を検索している人の中には、より大枠の「北海道」を巡りたい人もいるはずです。

このように情報の縦軸にも移動できるリンクが設置してあると、回遊性も上がり幅広いユーザーのニーズを満たすことができます。

動画マーケティングにもSEOを応用!

情報の多角化・多量化、回遊性の高さ、テールワードを拾うコンテンツ、オリジナリティを担保する口コミ…

WEBでできることを多数紹介してきましたが、まだまだ集客としてできることはたくさんあります。

その事例として印象的なのは「Expedia」のYouTubeの例です。

ExpediaではWEBサイトのSEO施策の他に、動画投稿サイトであるYouTubeでコンテンツを発信し、ブランディングや集客を行なっています。

Expediaのチャンネル登録数は70万人を越え、公開動画は600本以上あります。

例えば、ハンガリーの首都・ブダペストを紹介する「Expedia」の動画がこちら。

いずれも海外の一都市の観光名所や町並みを紹介するだけでなく、その国の歴史や文化を深く掘り下げて紹介する良質な動画コンテンツです。

これらはYouTube上にて「国名・都市名」で検索した場合は上位に来ることが多く、YouTube上でのSEO施策として成功していますよね。

このように、SEOの考え方をさまざまな集客チャンネルに応用して展開すると、それぞれのチャンネルにおいて上位のポジションが獲得でき、ブランディングおよび集客の要とすることができます。

まとめ

ここまで旅行サイトのSEO施策を紹介してきました

紹介したポイントは以下の計6つです。

  1. 旅行のニーズごとにカテゴライズしてサイトを設計する
  2. インフォメーショナルクエリかトランザクショナルクエリかを分析
  3. オウンドメディアでテールワードを狙う
  4. 周辺情報や口コミで情報の厚みを増やす
  5. 横軸・縦軸へコンテンツ間の移動リンクを設置
  6. 動画マーケティングにもSEOを応用

他にも考えられる施策は多数あると思います。

ただ、あくまで重要なのは、「SEO」=「検索ユーザーのニーズを満たす」という施策の本質を理解し、彼らのニーズ分析から情報を構築していくことです。

その本質を理解した上で、旅行サイトにおいてできる施策を考えていきましょう。

この記事が旅行サイトの運営者や会社の方の参考になれば幸いです。

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